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分水嶺トレイル1日目
山の中の林道を歩いていると時折「獣臭い」と思うことがあります。
その直前にけものがいたのですね。よく覚えているのはイノシシ。一度しか見たことはありませんが、獣くさかった。
そして、その臭いが自分から立ち上ってくる。
分水嶺トレイル1日目、出発から4時間ほど経った頃でしょうか。
分水嶺トレイルは奥多摩から清里の獅子岩まで「縦走」するレースです。長いのと短いのがあり、僕がエントリーしたのは短い方。と言っても80km、獲得標高8000m程度はあるらしい。制限時間は3日目の16:00。
僕のGarminで録った高低差によると下記。


大会の少し前から異常なほど暑くなっていました。天気予報でも大会三日間は暑い。
スタート当日は朝一番の高速バス。モノレールと青梅線を乗り継いで奥多摩駅へ。鴨沢へのバスを待つ間が暑い。バスを待つ人はとても沢山いる。持っている荷物が少ないから大会参加者ではないと思っていた人が、大弛でカレーと言っているので大会参加者と知る。
鴨沢のバス停を降りると、人が散っていった。僕はスタート場所が分からない。
ここなの?と思い近くにいる人に「分水嶺トレイルは・・」と聞いたが、何?それは?との答え。
少し風采の違う人がいたので聞いてみたら、その人が案内の人。上にある学校跡地がスタートだと教えてもらう。
登っていくとそこには沢山の人がいました。
少ない日陰はほぼ参加者で埋まっている。受付をしゼッケンをもらい荷物のチェック。炎天下での作業です。
そして、この変態的なレース。参加する人も限られているのでしょう、周りでは旧交を温めている人たちがいます。
知り合いはもちろんいませんが、去年の大山のアドベンチャーレースで同宿だったガーニーグーの池田さんがいた。申し出たら、どっかで顔をみたことがあると思ったと言っていました。
この池田さんとは最終日、ゴールでも大体一緒になります。

電車の中で一緒だった、この大会の参加者とは思えなかった、荷物の少ない人もいる。というか、多くの人が結構荷物少ない。俺が多すぎる?
35Lのザック、必要備品となっている以外に持っているものはあまりないはずなのだけど。
帰ってから計ってみると、食料・水なしで8kg。水は最大で3.9l、食料とiPhoneなどを入れていたポーチを合わせると13kgオーバー。重いな。


スタートは14日11時。
記念撮影をした後ポーチにつける予定だったストラップがないため、スタート地点をうろうろ。
そんなことで最後尾からのスタートとなりました。
これから(リタイアなければ)清里獅子岩までと。一度も歩いたこともないコースを行きます。
鴨澤〜雲取山荘3h22(CT4:55)68%
スタートは最後尾からだったので、しばらく一本道を他の人と同じペースで歩く。
でも、自分の歩きたいペースよりは遅い。少し広くなっているところで、パスさせてもらう。
「まだ、先は長いよー」と言われたこともあったけど、自分のペースで行きたい。
暑いし、結構標高を上げていくと、汗がだらだら流れる。スタートから雲取山まで標高差は1500mほど。
スタート地点でおにぎりといなり寿司を食べたので、補給食はまだ要らないけど水の消費が激しい。
第一CPの雲取山山荘は14:22頃に到着。


大会のスタッフがいて、チェック。そこでカップラーメン(カレー)とコーラ。水が沢山出ていて無料だった。
水の補給。
そこで15分ぐらい休んだでしょうか。
そこから雲取山の山頂を経由して西の方へ。

雲取山荘〜将監小屋3h50(CT6:30)61% 18:10頃到着か。
雲取山。国分寺で育った僕には馴染みがある。なにせ、東京都でいちばん標高の高いところ。2番目は鷹取山のはず。
そんな山。初めて来ました。
雲取山まで登れば、アップダウンはあるけど、下りもある。前後に大会の参加者が沢山いるよう。ヘッドライトを出すためザックを下ろしたら、すぐに後ろから二人組が来た。
将監小屋の近く。話し声が聞こえる。コース図を確認していたところ、後ろからソロの人が一人。
下りるんですね、と言ったら。その人は躊躇なく下りていった。試走をしたのか、何度目かの出場なのか。
先行していた人たちもそこにいて、お湯を沸かしてアルファ米の用意などをしていた。
僕はそこで初めてアルファ米の説明書きを読む。水だと1時間。すぐには食べられないのか。

水を入れてしまい込む。しばらく歩いたら食べようと小屋ではコーラのみ貰う。
大会参加者ではない小屋の客もおり、皆で雑談。
多くの人が、今日は眠らずに行けるところまで行くと言っている。

僕はサーマレストをザックに括り付けている。「がっちり寝るよー」と言っていたら小屋のお客さんに心配された。
見た目(実際も)若くないこともあったのでしょう。

「これから先、試走はした?」
「いや、全く」
「えーー!」
このようなやり取りはこれから先、何度かあった。
試走をしなかったのは、時間的な制約もありますが、初めて歩く新鮮さを味わいたいから。(と言うのは言い訳)なにか、予習って好きじゃないのです。

そこで他の人たちに言われたのが、、
CP2の雁坂小屋まではそうでもないけど、その後の破風山は急登だよ。
CP2でガッチリ寝るとCP3の大弛小屋までが厳しい。
破風山を下るところも結構たいへんだ。
など。
そうか、ゆっくりしてられない、早く出発しないと。ここでは20分ほど。
歩いているうちに暗くなってきたので、ヘッドライトを点ける。

将監小屋で一緒だった人達と前後して進む。と、後ろから「地図が落ちているよー」と。
僕の地図だった。ポーチに括り付けていたけど、補給食を食べるときに落ちたらしい。
取りに行き、「落ち着け自分」と道端に座って真っ暗な中アルファ米の赤飯を食べる。

食べ終えて再スタート。前後全く人がいなくなり真っ暗。

このレースに出ているだけにみんな健脚。僕が少し急いでも前に追いつくことはできない。
将監小屋へ下りずに、まっすぐ進んでた少しペースが遅いAコースのチーム(赤飯食べている時に追い越された)がいたのみ。
笠取山の近くで道が林道のように良くなる。そこでiPhoneを見ながら少し歩いたら案の定、なにかに引っかかり、道の外へダイブ。iPhone、トレッキンポールなど吹っ飛ばしてしまう。
「まずい!」
トレッキングポールはすぐに見つかるが、iPhoneは?
後ろの人を待って、電話を掛けてもらう必要と思ったが、転んだその場所に落ちていた。
しかし、道の脇が崖でなくてよかった。

その後の雁峠の登り、結構きつい。心拍数を必要以上に上げないよう、淡々と登る。(これってロードレースの解説で聞く言い方だ)登りきって、少し星が見えたので、ヘッドライトを消してみる。
目が慣れると星が沢山見えた。とともに遠いところにヘッドライトがいくつか。

あー、あそこにも仲間(レースの参加者)がいる。

少しずつ登り、水晶山の付近で先行していた将監小屋で一緒だった人に追いつく。
一緒にCP2の雁坂小屋へ。23:39。将監小屋〜雁坂小屋5h10(CT6:35)78% 
ご飯を食べたりしていたのもあるが、結構かかっている。
疲れが出ていたのかもしれない。

その人はそこで食事を摂りその先へ進むとのこと。
僕はここで仮眠をとることに。でもスペースがほとんど空いていない。地面が斜めになっているところにサーマレストを引きエマージェンシートとツェルトに包まり、横になるが、眠れない。
(2日目に続く)



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