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井草の改修
珍しく建築カテゴリーの記事だ。
ここ、設計事務所のブログです。

井草のカフェが営業を終了し、持ち主が変わり住宅へ改修することになりました。
その改修内容はWORKSに詳しく書くとして、それに伴いその隣家の道路際の設えも新しく作り直すことになりました。合わせると道路に面して23mの改修です。

テーマは「透け」完全に閉じるのではなく、中が少し伺えるもの。

住宅改修を伴うところは従前の木の格子から雰囲気を変えたいとのことでブロックの透かし積み。
安価なコンクリートブロックも積み方によって全く違ったものに見える。
隙間があるけどコンクリートの厚みがあるので、斜めからは内部が見えない。正面からも見えにくい状態になる。


隣家は道路に面して花壇があったのですが、手入れが行き届かないことからその植栽は撤去し砂利敷きに。
植栽に変わる何かしらの「柵」が必要。
色々提案し、打ち合わせをした中でパンチングに白の焼き付け塗装をすることが良いのではないかとなりました。隣家のブロックと違う素材、違う透け方。




それぞれの家にあったやり方、その素材がふさわしいと思ったからです。
その初期段階からアルミパンチングは自立し支柱だけで保たせることをイメージしています。
通常の作り方なら、フレームを作り、そのフレームにアルミパンチングをはめ込む。
しかし、それでは部材が沢山出てきてが煩い、フレームのコストも掛かる。
パンチングの特注をしてもらうところを探し、メールで何回となく打ち合わせをする。
結果、厚みを厚くし(コストがそれほど変わらなかった)それを箱折りすることで自立を可能に。

見た目はシンプルで綺麗に見える。ただ、取り付けなどの施工は大変。
パネル寸法を調整する代(しろ)余裕がどこにもないためです。支柱に緩衝用のゴムをつけることでしか調整代を取れないから。パネルの大きさの決定も難儀でした。

実はちゃんと取り付けができるまで冷や汗ものでした。
ちゃんと納まって良かった。
そして、ここの道は公園が近いためか通行人が多い。
その人たちが少しでも良くなったと思ってくれると設計者冥利に尽きます。

パンチング製作:松陽産業
施工:兒林ブロック、プランプラン、小池鉄工所


| 建築(その他) | 11:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
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